仮想ハードディスクサイズを縮小する

VirtualPCではファイルが使用している領域が削除後も開放されず、結果として仮想ハードディスクファイルのサイズが肥大していく。この現象を解消するために、手動でハードディスクファイルを縮小する必要がある。
以下の処理により13GBが7GB程度に縮小できた。

環境

手順

  1. ゲストOSでデフラグ
  2. ゲストOSで圧縮前処理
  3. 仮想ハードディスク圧縮処理

ゲストOSでデフラグ

ゲストOSにてデフラグ処理を行う。
「コントロールパネル」→「管理ツール」→「ディスクデフラグ

ゲストOSで圧縮前処理

デフラグで空いた領域に0データを書きこむ処理。これにより圧縮処理時に領域を削除してくれるようになる。

  1. ホストOSにてVirtualPCをインストールしたフォルダ内にあるVirtual Disk Precompactor.isoファイルを探す。
    例)\Microsoft Virtual PC\Virtual Machine Additions\以下
  2. 圧縮対象のゲストOSでVirtuaPCを起動する
  3. VirtualPC上のメニューバーにて「CD」→「ISOイメージのキャプチャ」を選択し、[1]で確認したisoファイルを指定する。
  4. ゲストOS上のCDドライブに、Virtual Disk Precompactorがマウントされる。ダブルクリックで起動。
    2008.07.11追記:ゲストOSがVistaの場合は、右クリック→「管理者として実行」する。
  5. 圧縮前処理が開始する。終了時にメッセージが表示される。

仮想ハードディスク圧縮処理

  1. ホストOSにてVirtualPCコンソールを起動する。
  2. 「設定」→「(対象の)ハードディスク」→「バーチャルディスクウィザード」→「次へ」→「既存のハードディスクの編集」→「圧縮対照のvhdファイルを指定する」→「圧縮する」