【読書感想】いちばんやさしいGit&GitHubの教本
育休ボケでGitをだいぶ忘れてしまった私。「とりあえずpullするんだっけ?」と、もはや生中との区別もあやしくなっていたそんな時に @syobochimさんと @ihcomega さんが執筆された「いちばんやさしいGit&GitHubの教本」をいただきました。
いちばんやさしいGit&GitHubの教本 人気講師が教えるバージョン管理&共有入門 (「いちばんやさしい教本」シリーズ)
- 作者: 横田紋奈,宇賀神みずき
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2018/12/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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一言で感想を述べるならば
やさしい
さながら風邪をひいた時に食べるおうどんのようにやさしいです。
ここがやさしい「いちやさGit本」
はじめにリポジトリの説明から入ります。ローカルとは?リモートとは?も説明されます。やさしい。
ワークツリーからステージングへ、そしてリポジトリへという流れのあと、ブランチを使った開発に入ります。一つのブランチでの説明のあとに複数のブランチとなり、ひとつずつ丁寧にステップアップしていきます。
Git運用での最難関(?)、コンフリクトについては一章まるごと使って解説されています。
最後にOSSへの参画について書かれています。ここは私自身未経験の部分なので、ほほう〜と興味深く読みました。
また、実際の開発を想定したストーリーベースで書かれているので、「間違えてコミットしちゃった」や「先にバグ対応のブランチをリリースしたい」とかどの現場でも起こりそうなケースについても書かれています。ありがたい。
- プルリクのコメントってどんなことを書けばいいの?
- ブランチはどのくらいの単位で作ればいい?
これらの疑問には正解はありませんが、実際に開発していると悩むポイントですよね。
- プロキシサーバーを経由してリモートリポジトリに接続する方法
- .gitignore ファイルのような . で始まるファイルを作る際の注意
読みながら「あるある〜」とうなずきました。まさにバファリンを超えるやさしさ成分。
やさしさに包まれすぎて目に映るすべてのものがコミットメッセージに見えてきます。
こんな人におすすめしたい
- 今年こそGitを始めたい
- 雰囲気でGitを使っている
- コマンドは使えるけれど仕組みも理解したい
- やさしさに飢えている