CVSNTをWindowsXPにインストールする

現地作業にあたって、既存の社内サーバから、ノートPCにCVSを移行する。
クライアントからの利用はEclipse経由とする。日本語名ファイルを扱う予定の方は日本語逆襲編をどうぞ。

対象

• WindowsXP Professional SP2
• Eclipse3.2.0

ダウンロード

• http://www.march-hare.com/cvspro/jp.asp
  
• CVSNT-2.5.03.2382.msi

インストール

• 基本デフォルトで進み、コンポーネントは「Typical」を選択する。
• インストール後は再起動する。

ポート

• 「コントロールパネル」→「セキュリティセンタ」→「Windowsファイアウォール」
• CVSNTのポート2401,2402を許可する。

CVSNT設定

• スタートメニューから「CVSNT」→「Service Control Panel」を起動する。
• 「About」タブ
  CVSNT ServiceとCVS Lock ServiceをStopする。
• 「Repository configuration」タブ
  「Add」でリポジトリフォルダを追加する。
• 「Compatibility Options」タブ
  Eclipseから実行するため「Non CVSNT Clients」の以下項目にチェックを入れる。
  「Respond as cvs 1.11.2 to version request」
  「Emulate '-n checkout ' bug」

ユーザ作成

• オススメ：cvsにログインする用のWindowsUserを登録する。
• {CVSリポジトリ}\CVSROOT以下に「passwd（拡張子なし）」ファイルを作成
• コマンドプロンプト
  

C:\>set CVSROOT=:pserver:lpczclt@localhost:/cvsrepo
C:\>cvs login
C:\>cvs passwd -a -r Administrator [ユーザー名]
Adding user [ユーザー名]@localhost
New password:[パスワード]
Verify password:[パスワード]

(参考)

C:\cvs passwd -help
passwd: invalid option -- h
Usage: cvs passwd [-a] [-x] [-X] [-r real_user] [-R] [-D domain] [username]
    -a    Add user
    -x    Disable user
    -X    Delete user
    -r    Alias username to real system user
    -R    Remove alias to real system user
    -D    Use domain password

Eclipse

• CVSリポジトリ・エクスプローラを開く。
• 既存のリポジトリを削除。空白エリアで右クリック→「新規」→「リポジトリ・ロケーション」
  もしくは既存のリポジトリを変更する。右クリック→「プロパティ」

接続タイプ	pserver
ユーザー	上記で設定したユーザ
パスワード	上記で設定したパスワード
ホスト	CVSをインストールしたホスト名（またはIP）
リポジトリ・パス	上記で設定したリポジトリ名

• HEADを開いてCVSROOTフォルダが見えるか確認する。見えなければ接続情報が間違っているので見直す。
• JAVAパースペクティブに切り替えて、パッケージエクスプローラを開く。
• CVSサーバにコミットしたいプロジェクトで、右クリック→「チーム」→「切断」する。
  「ファイルシステムからCVSメタ情報も削除します」を選択する。
• 再度同じプロジェクトで、右クリック→「チーム」→「プロジェクトの共有」を選択する。
• CVSサーバにコミットする。